加美郡の200m級風車155基建設計画に対して 白紙撤回などを求める要望書を提出

―――2万6千37筆の反対署名と共に、宮城県知事へ―――

宮城県知事宛要望書(確定版)

加美郡の風力発電を考えるネットワーク(構成団体は以下の通り)は、

□加美町の未来を守る会
□加美の風力発電を考えるチーム小野田
□加美の風力発電を考えるチーム中新田
□風力発電を考える色麻の会
□みやぎ なめとこ山の会

2023年7月5日、現在計画中の風力発電所建設事業((仮称)宮城山形北部風力発電事業Ⅰ・Ⅱ、宮城西部風力発電事業、ウィンドファーム八森山)に対しては白紙撤回。現在建設中のJRE宮城加美ウィンドファームについては、厳格な指導・監督を、県に要望しました。
要望を受けた県は、「住民や専門家などの意見を踏まえた県の考えを国にしっかりと申し入れていく」と応じました。

 

【要望の概要】
現在、加美郡内で進められている、最大155基の風車を建設する5つの風力発電事業に対し、加美郡の風力発電を考えるネットワークは、計画の白紙撤回などを求めました。
理由は、この事業の進め方が「地域と共生した再エネ導入」の理念とは程遠く、住民の合意がなされていないためです。
事業の説明会が開かれても、住民が抱える不安は全く払拭されていません。
住民が抱える不安とその根拠は以下の通りです。

●土砂災害の不安 :地すべり地帯である計画地の調査結果を基に

添付書類4-1(大槻憲四郎先生からのコメント)

加美地質図4-2

添付書類4-3宮城西部風車+地滑り

添付書類5(鈴木猛康先生「意見書」)

●水資源の汚染・枯渇の不安 :計画地付近での放射線量測定結果を基に

添付書類6(高田宏臣先生「意見書」)

添付書類7

●豊かな生態系へ与える影響への不安 :加美町の渡り鳥観察チームの報告書を基に

添付資料8(加美町ガンカモ類の春の渡り )

●景観面の不安 :建設中の風車の景観調査結果を基に

添付書類9

●健康被害の不安 :風車による騒音被害のシミュレーション結果を基に

添付資料10(田鎖先生シミュレーション結果)

 

●事業の複合的な影響についての不安