山梨県知事と面談、ブルーキャピタルの杜撰工事を指摘

2021年11月12日、全国再エネ問題連絡会の山梨県の会員および、山口共同代表らは山梨県庁を訪れ長崎幸太郎知事と面会し、菖蒲沢のメガソーラーに関する情報共有を行いました。

むき出しの黒い排水パイプも申請どおりではない施工。

ブルーキャピタルが施工しトーエネックに売却したこの問題のメガソーラーは、昨年12月に調整池を始め多くの安全性に問題があるとして県からやり直し工事を求められていました。
また今年8月には、トーエネックの担当者が県庁を訪れ謝罪しました。

2021年8月31日、トーエネックは県の指導を受けた。

ところがその後、ブルーキャピタルが行おうとしている「復旧工事計画」は、安全性を高めるためのものでは無く、単に杜撰工事を覆い隠すためだけのものでした。
その他にも、地域住民や内部告発者などからの情報で数々の脱法行為が明らかになってきました。

杜撰工事を隠すための復旧工事計画

長崎知事「あまりにも無責任だ」

こういった報告を行っている最中に飛び込んできたのが、トーエネックがブルーキャピタルに売却(返却)したというニュース。

長崎知事は「中部電力の子会社トーエネックが発注しているので、ちゃんとやるだろうとう大前提で考えてきた。ところが、トーエネック自体がちゃんとやっていたかどうかが疑わしくなってきた」と怒りを露わにしました。

その後の記者会見では「申し入れが完全に無視され、信頼の土台が破壊された。社会的に不誠実な行為で強い憤りを禁じ得ない」「場合によっては人の命がかかわる問題を放擲して逃げ去るのは、あまりにも無責任だ」と批判しました。

テレビ山梨