本来、地元の理解を得るために開催されるはずの住民説明会。
ところが実際は暴力、住民排除、記録禁止など、既成事実を作るためだけの異常な“説明会”が全国で横行しています。
記録されることを恐れている悪質事業者
山梨県北杜市のような暴力事件にまで発展しなくとも、本来の主旨から外れた異常な説明会は全国から報告されています。
例えば、説明会の録音・録画は禁止はもはや当たり前。
そもそも住民説明会は近隣の住民にその計画の安全対策などを説明し安心してもらい、住民の理解を得て事業を円滑に実施することが目的のはず。
その主旨から考えれば、説明会の記録を残してはいけないなど論外です。
むしろしっかりと記録に残してもらい「不安なところは裏付け調査をしてください。信頼できる専門家に相談してください」と言えるのが真っ当な事業者として本来あるべき姿です。
マスコミや住民を入場拒否
その他にも、開催の直前まで何度も時間や場所を変更する。
開催の案内が直前に来る。
わざと目にする機会が少ない方法で告知する。
マスコミの入場拒否、取材拒否。
住民でも住んでいる所が違うからと入場拒否。
中には名指しで「あなたは反対派なので入れません」と入場拒否されたという報告までありました。
これではとても事業に納得などできるはずがありません。