2023年7月22日開催の「全国大会in兵庫」より。
「兵庫県北部の過疎地域でお寺の住職をしている。山間部の尾根沿いに高さ150㍍、4500KWの風車を21基建てる計画が持ち上がった。寺のある熊谷という谷あいの村を四方向から包むような計画だ。事業者はエクイスエナジーというシンガポールに本社を置く外資系ファンドで、それが日本につくった合同会社NWE09インベストメント。だがこの事業者はすぐにヴィーナエナジーに買収された。それについても住民は強い不信感を持っている」
「私たちが気づいたのは、2018年2月に環境アセス方法書が提出されたときで、その年の6月にいのちをつむぐ会を結成した。2019年3月に、熊谷を含む4区が区の会議で風力反対を採択し、今後調査に協力できない旨事業者に通知した。以後は調査がストップして現在まできている。今日も会場に来られている北海道、秋田、島根のみなさんに助けていただきながらここまできた。初めは情報も限られ、個々に活動しているけどつながっていない心細い状況だったが、徐々に仲間が増えて署名活動を開始し、町長に計画の白紙撤回を求める嘆願書も提出した。町長も“風力発電事業は必要ない”ときっぱり断っている」
「事業者はまだあきらめていないようで、最近また説明会がしたいといってきている。町長も任期が切れる。国の再エネ推進圧力に屈せず、白紙撤回まで頑張る体力がみんなに残っているかどうかが課題だ。そのなかで放置されたままの人工林に対して“皮むき間伐・樹らめき”を実施している。女性でも子どもでもできる、全員参加型の森林再生プロジェクトだ。間伐によって大地は再生し、森は蘇り、保水力は上がり、伐採した木はいろんな形で活用している。反対活動はしんどいものだが、みんなが楽しみながら、減災を考えながら活動している」
→ 長周新聞「再エネによる国土破壊を止めよう 全国再エネ問題連絡会が各地の住民運動をつなぐ全国大会 温暖化対策と称して命を脅かす本末転倒」より。
参加者の声
過疎化、人口減少、高齢化等。
日本の課題と言われる里山や自然の恵み豊かな地域が抱える大きな問題です
人が住んでるのは都市部だけではありません。
山や里山はゴミ捨て場でもありません。
私達の生命もゴミではありません。
引越を余儀なくされるほどの風車病被害案件が発生している風力発電が、終の住処の四方を囲む事になったら、あなたはどう考えますでしょうか。
本当に地域の発展や持続に繋がるシステムでしょうか。
同じ日本人全ての問題です。
是非、一人でも多くの日本人に御覧頂きたい内容です。
日本人はうかうかしすぎです。