宇久島に残る貴重な自然環境を守りたい

2023年3月5日、長崎県・宇久島にて、島の貴重な自然環境を学ぶフィールドワークが開催されました。

参加者からのレポートを紹介します。

令和5年3月5日 宇久島の生活を守る会 主催 第2回 勉強会

長崎県環境アドバイザーの川内野善治さんを講師にお迎えし、フィールドワーク「自分たちが住んでいる宇久島の貴重な自然環境について知ろう」を開催いたしました😊

当日は晴天にも恵まれ、宇久島の景色を満喫しながら、専門家の貴重な説明を賜りました。
これまで気にも留めていなかった動植物が、名前やその由来を聞くだけで、これまでとは全く異なる愛着が芽生え、それに接する自分たちの気持ちの変化を参加者の誰もが実感いたしました。

特に、先生が「これは国内にここにしか(宇久島の中でも今この場所)残っていません」と説明すると、驚きと喚声が上がりました。なぜなら、その場所は、私たちにとって普段通りかかる、あまりにも普通の何でもない所だったからです。
絶滅に瀕しているとはどういうことなのか、周りの環境や生存条件がいかに微妙に影響し合い共生しているかを学びました。
参加者からは「立札を建てて保護すれば」と提案がありましたが、返って乱獲を促すこととなるため、何でも対策すればいいということでもなく、もどかしいことも知りました。
いずれにしても、地域の住民自体が先ず「知ること」が大切であり、意識をかたむける、誇れるようになることから、と感じました。😁

絶滅に瀕している動植物

彼らは人間がもたらす自然状態(持続している循環)の破壊度を示す指標であると思います。
地球に生かされている私たちの、思いあがった開発、行き過ぎた開発、際限なく求めて無秩序に手を加える現代のありさま。
その結果を彼らが命を通して、目に見える答えとなって教えてくれていると思います。
彼らがその存在をこの世から失うにつれ、いずれ私たちは、自分たちの首を絞めているということを身を以って知る日が来ると思います。

講師の川内野善治さんは佐世保市在住「ふるさと自然の会」で活躍されていて、以前から宇久島の生態調査をされている第一人者です!
宇久島の再エネ開発についても早くから警鐘を鳴らし、行政に対して質問状等を送り、宇久島の再エネ開発の危険性にについて、専門家の立場から意見されています。

ふるさと自然の会