全国再エネ問題連絡会 共同代表 山口雅之
当会の現状について事実ありのまま説明させて頂きます。
当会は、大規模な森林破壊を伴うメガソーラーやメガ風力建設が全国的に社会問題となり、各地で反対運動をされている団体と情報交換等の場(ネットワーク)を作ることを目的に結成したものです。
当会を結成するにあたり、まず最初に日本熊森協会の会長に主旨を説明し協力を呼びかけたところ、快く賛同頂き、全国の方々に協力して呼びかけ、2021年7月に「全国再エネ問題連絡会」を立ち上げるに至ったものです。
会の活動は順調で社会的にも認知されるなど、様々な成果も得るに至りましたが、2023年春頃から当会に加盟している熊森協会の会長等との考え方の違いが表面化し、夏頃、残念ながら袂を分かつことになりました。
その考え方の違いについて説明させて頂きます。
私は、当初から再エネ問題を本質的に解決するためには火力発電や原子力発電をどうするか、エネルギー政策全般について話し合う必要があることや、更には、その背景にある日本の安全保障問題やウイグルの人権問題など、深刻な課題についての議論は避けて通れないとの考えでした。
しかし、残念ながら熊森協会の会長などからは、その様な問題を話し合うのは、当会の主旨に反していると受け入れられませんでした。
その様なことから、熊森協会やそれに同調される方々と私との溝は深まるばかりでした。
私は何事もタブーを恐れず自由闊達に意見交換してこそ解決策が見出だせるとの考えでしたが、どうしても受け入れて頂けませんでした。
その様な中、私を含め私と同じ考えを持つ役員などが会から一方的に排除する様な行動を取られることになりました。
恥ずかしい話ではありますが、その様な事情から、私達と日本熊森協会を含め賛同された方々とは、今年の夏以降、一切の関係は無くなりましたので、この機会にお伝えさせて頂きます。
内輪揉めを世間に公表して利するのは悪質事業者等ですから沈黙を貫いてまいりましたが、会員の方々や当会のホームページをご覧になられた方々に無用な誤解や戸惑いが生じていることを知るに至り、会員の皆様方や関係者の方々には本当のことをお伝えする必要があると判断した次第です。
ご心配やご不安を抱かれた会員の皆々様方には、心からお詫び申し上げます。
日本熊森協会の目的である森林保護などに関する考え方は、今も私達と一緒だと思っていますが、その目的を達成するための課題の捉え方や方法論などに違いがあるだけでは無いかと私は思っています。
日本熊森協会の方々におかれましては、残念ながら私達と袂を分かちましたが、今後も日本の森林保全や熊の保護などにご活躍されますことを心から願っております。
私達は、これからは同じ課題認識や価値観を共有できる方々と力を合わせて再エネ問題の解決に向け取り組んでまいる所存でございます。
二度と熱海市伊豆山の悲劇が繰り返されないためにも頑張りますので、今後とも引き続き皆様方のご理解ご支援のほど、よろしくお願い致します。