環境省が隠す太陽光パネルの大量破棄問題

「環境省が誤魔化してどうするんですか!」
青山繁晴議員はご自身のYouTube動画の中で、リサイクル量の枠の中に最終処分量(破棄分)を含むのはおかしいと指摘しています。

しかし全国再エネ問題連絡会が環境省に問い合わせると、同じ図内にもう一つの誤魔化しがあることが判明しました。

それは「リユース量」に関して。
リユースとは、一般的な意味としては使用済みの製品をゴミにしないでそのまま繰り返し使うことです。

この図を見ると約7割がリユースですから、ほとんどの太陽光パネルは捨てずに繰り返し使えるように読み取れます。

本当にほとんどの太陽光パネルは繰り返し長く使い続けられるものなのでしょうか?

大量破棄時代は2038年頃から

これを疑問に思った連絡会メンバーが環境省に問い合わせてみたところ、これは単に水害などで水に浸かったのを乾かしたらリユースできたという意味であることがわかりました。

確かに図をよくみると、そもそもの入口部分に「②故障・破棄品ー2災害等によるもの」が79.6パーセントもあります。

つまりこの図は、一見「ほとんどの太陽光パネルはリユースまたはリサイクル可能」と読めますが、実際は「災害等による故障・破棄が約8割もあり、それを捨てずに再利用している」という、いわば当たり前のことをわかりにくくしただけの図だったのです。

そもそも太陽光パネルの破棄はまだこれから、2038年頃から大量破棄時代が始まります。
その時にはもう隠しようがないほどの大量の本当の意味での「使用済み太陽光パネル」の問題が発生します。