宇久島のメガソーラー事業者からの回答

「宇久島の生活を守る会」からの公開質問状に対する事業者からの回答を公開します。

長崎県佐世保市宇久島では、住民への十分な説明もなく、島の4分の1以上に太陽パネルを敷き詰める計画が進んでいます。
島民が納得しているならまだしも、到底受け入れることできない大切な自然を破壊する計画の回答になっているか、皆さんのご一読をお願いします。

(質問1)

今後、島民全体に対する開かれた説明会は行わないのですか?また、事業に係る協議会等の設置は検討されないのですか?

(回答)

これまで複数回佐々木会長にご面談の機会を頂きご説明させて頂きました通り、今後着工に向けた詳細の説明会を各地区ごとに実施する予定です。いくつかの協議会は既に発足しているものの、島内全体の窓口となる協議会等の機関は現在ございません。よって、これまでも各地区の皆様にご案内し、開かれた説明会を実施しておりました。しかしながら、ご参加頂けなかった方々から、事業内容をもっと知りたいというお声を受け、事業者としては事業理解の一助として島内広報紙の発刊を行うなどして参りました。なお、島内広報誌は別紙にて添付致します。また、更に島内外の皆様に事業を広くご理解頂きたく、事業内容をご案内するためのホームページを作成中であり、近々公開を予定しております。

(要望2)

九州電力に提出されました「系統連系工事着工申込書」並びに、経産省に提出されました「みなし認定事業計画書」の内容を開示してください。

(回答)

今回の公開質問のご趣旨は公開質問状の冒頭にありますように、地域住民との十分な合意形成、及び環境保全を着実に実行しながら進めていくことのご確認と認識しております。本ご質問に関しましては事業内容の問題であり、ご質問の趣旨とは異なることから回答は差し控えさせて頂きます。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

(質問3)

令和元年8月29日付で許認可を受けている、メガソーラー発電事業用地の県の林地開発許可申請にあたり、しがら柵、フェンス、改修及び新設する畦や側溝、水路、作業員宿舎、仮設の事務所や詰所、駐車場、資材ヤード、電柱、防災対策設備、防災工事等、それらの面積が申告されていないのはなぜですか?

(回答)

ご指摘の内容につきましては、関係する法令規則に基づき計画に必要な内容を全て申請し許可を受けております。計画に変更があった場合は、同じく関係する法令規則に基づき必要な手続きを行います。

(質問4)

これまで当会を含む行政や各機関からの意見や要望、説明会等において貴社が「今後、住民の皆さんや関係機関等と協議致します」等と回答された全事項について、これまでに実際に行った協議のA開催事実、B経緯や内容、C結果や約束を箇条書きで要点のみ全てお答えください。

(回答)

質問1で回答させて頂きました通り、これまで我々事業者は各地区や個別の団体・機関ごとに説明を行って参りました。また頂いたご質問やご要望に関する協議も個別に行っております。それら内容については個別協議であり、公開により協議先様へご迷惑をお掛けする可能性もございますので、本ご質問への回答は差し控えさせて頂きます。ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

(質問5)

貴社が考える、宇久島メガソーラー発電事業計画によって生ずる、島民や島のAメリットとBデメリ ットを箇条書きで要点のみ全てお答えください。

(回答)

以前に「事業者サイドが考える、宇久島でこの事業を行う利点と欠点はなんでしょうか?」というご質問を頂き、ご回答させて頂きましたが、より詳細にお答えさせて頂きます。

Aメリット

・耕作放棄地対策、遊休地の活用
-これら土地を太陽光発電所用地として整備し、有効活用を致します。

・人口減少の歯止め・少子高齢化対策につながる地元活性化
一観光振興支援、特産品開発を島の皆様と検討し、また水産、農業畜産振興支援等を行って参ります。

・非常用電源の確保(各集会所へ)
一自然災害時、避難所として使用が考えられる各地区の集会場や福祉・医療施設に、停電時でも一定期間電源確保が出来るよう蓄電池の設置を検討します。

・光ファイバー網による通信環境改善
一現在、宇久島ではインターネット閲覧や遠方の家族との動画による通話などに時間がかかります。光ファイバー線を引き込むことによって通信環境を向上させます。光通信インフラが整備されればオンライン学習、在宅勤務、遠隔診療などが可能となり、島民の皆様の利便性が向上致します。

また、以前からご要望いただいておりました、島内電気料金の無料化、島民の船舶乗船料の無料化については、公共事業的な意味合いも強く、残念ながらお応えすることはできません。上記のメリット対応等をさせて頂きますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

なお、本事業とは別に、島で発電した電力の環境価値を使い、島内ヘグリーン電力を供給する計画を佐世保市へ提案する予定です。実現するとグリーンアイランドとして観光客や見学者の増加も見込まれると考えています。

Bデメリット

自然環境や景観の変化、また、皆様の生活への影響が懸念されます。以下、懸念点の主なものを記載致します。極力悪影響を及ぼさないよう配慮し、工事及び事業を進めて参ります。

・景観、環境の変化
一現在とは異なる景色となるため、島民の皆様にご説明しながら、計画の中でその影響が最少となるよう設計致します。

・有害鳥獣
一山からイノシシが下りてくることが想定される為、箱罠の増設等の対応を致します。

・災害の危険性
一近年ゲリラ豪雨など、雨水による被害が発生しています。発電所建設により、これら被害が発生しないよう、しがら柵、調整池、畦畔整備等防災対策を実施致します。パネルは昨年の台風を超える瞬間風速 60m/sに耐えうる設計と致します。

・多くの作業員が入島することによる懸念
一作業員によるゴミ、し尿の増加に対しては、工事期間は基本事業者が処理費用を負担、フェリーの利用は極力タイミングをずらし島民の方へご迷惑の無いよう致します。防犯については GPS管理、カメラ等にて対策を致します。
一新型コロナウイルス持ち込みの懸念については、入島前に全員健康観察と PCR検査を実施し、異常がないことを確認する事を対策としています。入島後に発熱の症状および体調が悪くなった場合は、島内の診療所は利用せず即刻島外のチャーター船にて出島致します。

(質問6)

貴社は今後とも宇久島メガソーラー発電事業計画に対し、事業が完全に終了するまで、絶対の安全性、従来の環境の保全を保証いたしますか?また、現時点で計画の見直しや事業規模の縮小等を検討なされていますか?

(回答)

・絶対の安全性
事業の計画においては、国、県、市にて定められている関連法規に則り、計画・設計を行い、必要な許認可を取得しております。工事においても関連法規を遵守しつつ、現場の状況を確認しながら行政とも協議を行い最大限の配慮をもって進めて参ります。

・従来の環境の保全
環境影響を極力低減し、必要な環境保全措置を講じて参ります。事業者が実施した環境調査を基に学識経験者、各専門家及び佐世保市環境保全課よりご指導を頂き、対策を策定しております。内容については、2020年10月16日に貴会へご説明させていただきましたように、動物、猛禽類、植物など全般について幅広く調査を実施し、それを基に保全区域を設定しております。しがら柵やのり面緑化を行い、雨水による表土の流水防止を適切に行うことで、動植物への生息・生育への影響は少なくなると考えられます。また、植物は動物と異なり移動ができないため、対象事業実施区域内の重要種で特に生育個体が少ない種については、生育場所が改変される場合は工事区域外へ移植を検討します。

・事業計画の見直し、縮小等
規模の縮小は考えておりません。

(質問7)

地権者の申し出によって期間の終了を待たずとも契約を破棄し、地目の変更などがあれば元通りにすることは可能ですか?また、そうするにはどのような手続きが必要ですか?

(回答)

地権者様との契約内容を公開することは地権者様にご迷惑をお掛けすることとなり、個別の事項については地権者様との協議事項であると判断しておりますため、地権者様からご連絡頂ければ個別に協議をさせて頂きます。

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